BALANCE

Follow me

第8回 ひかり祭り
「出発 -Art is Light-」

ひかり祭りとは

 2003年3月末に閉校した旧牧郷小学校を、アーティストやクリエイターのアトリエや作業場として再活用している牧郷ラボ。その牧郷ラボ主催で、毎年夏に開催されているアートフェスティバルが「ひかり祭り」です。「廃校に希望のひかりを灯す芸術祭」として、照明や映像作家、音楽家、パフォーマー、舞踏家、ダンサー、大道芸人、絵描き、立体作家、造形作家、インスタレーション作家、その他形容できない新しい試みを行なうアーティストなど、全国から表現者が集結します。アーティストのみならず大勢の地元の方々が会場準備に携わるひかり祭りは、他に類を見ないユニークな地域活性化イベントとしても、その特異な存在を確立してきました。ところが2009年、第1期牧郷ラボのメンバーがひかり祭りからの「卒業」を宣言します。
 終わるかに思えたひかり祭りをなんとか継続させたいと、それまでスタッフや出演者、お客さんとして参加していた地元・藤野周辺で暮らす若いアーティストたちを中心に、昨年、第7回ひかり祭りが開催されました。そして今年、新体制による2度目のひかり祭りが、昨年同様に開催される予定でした。その準備を開始した矢先に起こったのが3.11東日本大震災です。

after 3.11

 3.11以降、週に1度のミーティングはパッタリと止まってしまいました。当時は、夏の電力不足も大いに懸念され、お祭りは自粛モード。スタッフの中には、東北に支援活動に行く者もあれば、原発事故の影響を懸念して遠方へ避難する者もいました。何より全てのスタッフに、心の余裕がなくなっていました。とても、楽しいお祭りを開催する、という気分にはなれなかったのです。
 ようやく準備を再開したのは4月も終わろうかという頃。牧郷ラボ及びひかり祭りの発起人である嶋田つとむ氏からスタッフに送られた1通のメールがその契機となりました。今年のひかり祭りは、ここから始まった、と言ってもいいのではないかと思います。

そして第8回ひかり祭り実行委員会は、東京電力(原発)の電気はいっさい使用せず、100%自家発電でのひかり祭り開催を決めました。

今年のテーマは“出発〜Art is Light”
アートでひかりを、アートがひかりに。

第8回ひかり祭りは、未知である未来へ、希望のひかりを灯したいと思います。

今年の取り組み

★100%自家発電
ソーラーシステムやバイオジェネレーターを利用し、100%自家発電で開催します。東京電力の電気はいっさい利用しません。ささやかだけれども、ひかり祭りからの意思表示です。限られた電力を使って、どんな「ひかり」を表現できるのか。例年とはまた違ったひかりのお祭りをお楽しみください。

★トークショー/ワークショップ
例年よりトークショーやワークショップの枠を増やし、放射能問題やエネルギー問題、環境全般に渡る問題を取り上げ、今、必要な情報を提供していきます。フェスティバルという多くの人が集まる空間で、未来のための心のシェアをしていきたいと思います。

★Ustream中継
ひかり祭り当日の様子は、Ustreamで生中継します。被災地をはじめ、会場にこられない全国の人々にひかり祭りを楽しんでもらい、また、アートによるメッセージを受け取ってもらえたらと思います。

★東北キャラバン
アートフェスができる支援の形として、アーティストや団体から賛同者を募り、東北へアートを届けます。詳細は現在調整中ですが、ひかり祭り終了後、東北のクラブやライブハウスでのイベント開催や、東北地方で開催される同じようなイベントをバックアップするなど、1ヶ月程度、各地を回る予定です。本年のひかり祭りの収益は、この東北アートキャラバン活動に活用させていだきます。

ひかり祭り実行委員会からのメッセージ

今年は地震、津波、原発事故とトリプルパンチで、日本にいる人全てに動揺が走りました。もちろん自分も例外ではありませんでしたが、ひかり祭りを開催することについては信じて疑いませんでした。それはひかり祭りが今のこの国の暗雲に希望の光をもたらすイベントになると思うからです。音楽やアート、あらゆる表現で心と心が触れあった時、あらゆる境界線が交わって新しいポジティブなエネルギーが生まれる。それが光となり、トークライブ等から知識を得て、放射能汚染された世界でも笑って生きる力になる、それが今年のひかり祭りなのです。
橋本 MC火男 悠介(ブッキング&音楽担当)

会場のアートについて。
ひかり祭りそのものが総合アートの作品です。来場者も含めた参加者みんなの個性そのままに、共存と調和のエネルギーが自然に育まれているような空間をみんなで創造できるよう、準備を進めています。
今年は会期中の使用電力はすべて自家発電で。がテーマのひとつ。節電や発電の可能性を学んでいます。ステージプログラムや電気を使用するアートインスタレーションについて考える時にも、発電/消費電力を今まで以上に考慮するので、新しい発想も生まれて楽しいです。
松村 NaosisoaN 尚志(ブッキング&アート担当)

わかっていたけれど 3.11で明らかになった バビロンシステムの崩壊。
一人でも 多くの人がそれに気がつき、ひかりの世界へシフトしていきますように。
松本 nao 尚(会場設営担当)

規格外のアートフェスティバル。実験的でどのようになるか予測がつきません。来場の皆さんもぜひ、遊びゴコロを持ち寄ってください。本年は、廃校に灯った希望のひかりを携えて東北キャラバンが出発します。応援よろしくお願いします。
矢野 tomoch 伴親(映像&東北キャラバン担当)

ひかり祭りを考えてみた
「祭り」ってなんだろう? という疑問が最初にあった
元々の起源は? いったいいつからあったのだろう?
考えているとおもしろかった
神様を喜ばせる事が祭りの原点だとある先輩が教えてくれた
それを知り、祭りの行なわれる場所の守り神に会いに行ってみた
守り神は山の上にひっそりと奉られていた
そこで一匹の鹿と出会った 自分にはその鹿が神様に思えた
祭りの原点を教えてくれた先輩は もうひとつこんな事も言っていた
「人もひとりひとりが神様なんだよ」
みんなが喜んでくれるような
笑いに満ちあふれたお祭りができることに感謝して
袴田和彦(出店&写真担当)

ひかり祭り開催地は相模原市の旧藤野町という場所です。藤野は、パーマカルチャーやトランジション・タウン、シュタイナー学園などもある不思議な町。町全体がまるで大学のキャンパスのよう。イメージ的には、持続可能なまちづくりを市民とともにデザインし、創造していく社会に開かれた大学って感じ?
ひかり祭りは日本全国からお客様が集まるアートフェスに成長しました。遊びに来ていただいたお客様には是非、旧藤野町全体を楽しんでもらいたい。リストバンドをしていれば、出入りは自由です。飲食店や温泉宿、ハイキングコースなどなど、藤野大学観光、おススメです! 気に入ったらそのまま留学しちゃいましょー。
土屋 つっちー 拓人(地域担当)

今年のひかり祭りは、新しいチャレンジがたくさんで、楽しみです! 自家発電もうまくいくかな? そして、天候に恵まれますように! 心がひとつになれる祭りになれたら素敵ですね。震災以降、たくさんの思いをそれぞれの方が抱いていることと思います。ともに分かち合い、前を向いて一歩ふみだせることを願って皆様と過ごせるのを、楽しみにしています☆
小田嶋 acco-chan あきこ(入場ペンダント&地域担当)

地元で素敵なお祭りがあると知ったのは4年前でした。あれからボランティア、遊びにと楽しませてもらったひかり祭り、そんなひかり祭りのスタッフになれてウキウキしています。入場ペンダントを作らせてもらってます。たくさんの人に笑顔になってもらえるように心を込めて作っています。
有馬こーじ孔志(入場ペンダント&会場設営担当)

表に現す、と書いて「表現」と読む。
それはつまり、表に現すことをためらわなければ、誰もが表現者だということ。
人だけではなく、この世界に在るものすべてが表現しているのだということ。
芸術は、そんな無限にある表現を共感・共振しやすい形に具現化したものだと思う。
表現と芸術の集う場。フリーダムアートスペース「ひかり祭り」。
今年は少々複雑な思いを込めて。めいいっぱいの愛を込めて。
私もいち表現者として、参加します。
平川 まんぼう 友紀(広報&地域担当)

第8回ひかり祭り公式サイト
http://hikari-fes.blogspot.com/